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自宅がスタジオに?宅録ナレーター_2022.5.16


 

コロナ禍になり、皆さんの生活はどう変わりましたか?自宅で過ごす時間が長くなりウェブなどで動画を見る機会が増えたという人も多くいるのではないでしょうか。そんな動画番組やweb CMにおいて活躍しているのが「宅録ナレーター」です。本日は、近年副業という観点でも注目を浴びている宅録ナレーターと宅録ナレーターが使う機材についてはお話していきます。



目次

1. 宅録ナレーターとは

2. 宅録で使用する機材について

2-1. マイク

2-2. パソコン

2-3. オーディオインターフェイス

2-4. ソフト

2-5. そのほか宅録で活躍する機材について

3. まとめ



1.宅録ナレーターとは

 

 宅録とは読んで字のごとく、自「宅」で「録」音をすることをいいます。ひと昔前で考えると録音の設備を自宅に用意するというのはとてもハードルが高いことでしたが、今は家庭用のパソコンの性能も非常によくなり、マイクや周辺機器も手に入りやすいものがでてきたこともあって、比較的容易に宅録の環境を整えることが出来るようになりました。イベントMCや展示会ナレーターとして活躍している人たちも、コロナ禍により多くのイベントが中止になる中、宅録ナレーターとして活動の場を広げる方たちも増えています。勿論環境の整ったスタジオでナレーションを収録した方が、音の編集を行ってくれるミキサーもいますし音質は圧倒的によくなります。ですがその分、大きくコストがかかってしまうというデメリットもあります。オーディオや映像のコンテンツが非常に多くなってきている昨今、低価格でプロのナレーターの声を使いたいという需要が高まっていることもあり宅録ナレーターという職業が非常に注目されているのです。



2.宅録で使用する機材について

 

 宅録をするために必要な機材はなんだと思いますか?マイクはすぐに思いつきますよね。あとはPCだけがあれば録音は出来るのでしょうか?勿論録音するだけならできますが、それだけではきれいな音は取れません。ここでは宅録に必要な機材についてお話します。


2-1.マイク

音声を収録すると聞いて、きっと最初に思い浮かぶ機材はマイクでしょう。

マイクにはダイナミックマイクとコンデンサーマイクという二種類があり、それぞれメリットデメリットがあります。

 ダイナミックマイクは、電源が不要かつ衝撃や湿気にも強く非常に丈夫という特徴があります。そのためイベント会場などではよく使用されていますが、音の感度は高くないため、音質の良し悪しでいうと、コンデンサーマイクに劣ります。しかし自宅という録音環境を考えると雑音を拾わないということもメリットのひとつになります。圧倒的な音質の良さを求められる場合は使用できませんが、その場合はクライアントもスタジオを使用するので、宅録オーダーの場合はダイナミックでもOKというケースもあります。

 コンデンサーマイクは感度が非常に高いため音質については圧倒的にダイナミックの上をいきます。しかしその集音性の高さにより周りの音を拾ってしまうこと、またマイク自体の耐久性が低く壊れやすいというデメリットがあります。電車や車の音は勿論、別の部屋で動かしている換気扇の音や、エアコンの音、冷蔵庫の音なども簡単に拾ってしまいます。音質の良いものが取れても環境音が混ざってしまっては無意味になってしまいますので、コンデンサーマイクを使用する人は環境音に配慮する必要があります。また保管する際にも乾燥剤と一緒にケースに入れ、湿気のある場所を避けるなど保管場所についても注意が必要です。

 一般的にはダイナミックマイクと比較してコンデンサーマイクの方が高いと言われていますが、最近では安価なコンデンサーマイクも多く出ています。


2-2.パソコン

今や自宅に一台、どころか一人一台普及しているパソコン。パソコンは収録そのものにも必要になりますし、録音した声を編集するにも必須アイテムになります。パソコンは性能がいいものを求めると天井知らずになってしまいますが、声のみの収録に関してはそこまで高性能なものが求められるわけではありません。使いたいソフトやオーディオインターフェイスが推奨しているものを確認し選べばOKです。Windows、Macどちらでも構いません。もし今から新調しようと考えている方がいればオススメなのは、インテルのCPUでいえばCore i7以上、メモリ8GB(余裕があれば16GB)、SSD搭載あたりを意識すれば快適に編集なども行うことができます。


2-3.オーディオインターフェイス

マイクやパソコン・・・ここまではきっと初めて録音したいと思った人でも思い浮かぶと思いますが、オーディオインターフェイスという言葉は普段の生活ではなかなか聞きませんよね。オーディオインターフェイスとは簡単にいうと、マイクやヘッドフォンとパソコンをつなぐ機器のことです。でも最近はUSBのマイクやヘッドフォンの入力端子も普通のPCについているし、必要あるの?と思う方もいるかもしれません。しかし直接PCにつないでしまうとパソコン自体が発する音が録音時に入ってしまい、綺麗な音で録ることができなくなってしまうのです。お仕事として声を収録するのに大きなノイズが入ってしまっては大問題ですよね。そのため宅録ナレーターにとっては必須アイテムになります。

  

2-4.DAWソフト

これもなかなか普段は耳にしない言葉ですね。DAWとは「デジタルオーディオワークステーション」の略で、音楽制作のソフトのことです。打ち込みによる作曲や録音、編集、などを総合的に行えるソフトのことです。いやいや、ナレーションなのだから別に作曲するわけじゃないのだけれど・・・という方もいると思いますが、例えば自分のナレーションに音楽をのせたり、ノイズをカットしたり、エフェクトをかけたり、間をつめたりといった様々な編集をこのソフトで行うことが出来ます。ソフトは多数の種類がありますが、有名なものであればPro Tools、Cubase、Adobe Audition、Studio oneなどがあり無料で使えるものもあります。


2-5.そのほかの機材について

これだけそろえば万全!というわけではありません。他にも、自分で収録した声を聞くヘッドフォン、マイクとオーディオインターフェイスをつなぐコード、マイクを立てるためのマイクスタンド、声を出すときに発生してしまうノイズなどをカットしてくれるポップガード、環境音や反響音を軽減するための吸音材など、自宅を本物のスタジオに近づけるための機材は多数あります。



3.まとめ

 今回は宅録ナレーターと機材についてご紹介をさせていただきました。「自宅をスタジオに」というと非常に難易度が高く感じるかもしれませんが、ご紹介したような機材を集めることでご自宅でも録音が可能になります。frauにはこうした設備を自宅に整えているナレーターが多数在籍しております。

お客様の資料、動画に合わせたナレーションをお届けいたしますので、是非 株式会社frauお問い合わせください。

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